その1週間くらい前から、ウ●チの量が量が少なく排便回数があまりに多い。
あまりご飯を食べない。
床でやたらにお尻を拭きたがる。
股に何か挟まっているような歩き方。
夏バテだろう…などと思っていたが、病気に気がつくまで、そんなことが起こっていた。
床にお尻をスリスリするのは、虫がいる時以外も、ウ●チのキレが悪い時やお尻が汚れてイヤな時など、不快感があるとやるらしい。
その日もトイレから出てきたネルの様子がアヤしい。
瞳孔が開いて緊張度が高く、そわそわして顔色が違う。
(ネコにも顔色がある…色じゃないけどね)
これはお尻にウ●チをつけているに違いないと、捕まえてお尻を拭こうとすると、物凄い勢いで抵抗した。
しかし、ここで離してはマズイ。
そう思って体勢を変えて再度拭こうとすると、手首をガブリ!!
手の平側の静脈の所へ牙が食い込んだ。
牙のあとは紫に内出血し、あっという間に穴が開き血がにじみ出した。
ヤバイ…
ぬお〜っ!こんなとこで大ケガしてる場合じゃないぞ!
明後日は、代えがいない仕事があるのだ!!
とにかく止血だ!
動物は色んな菌を持っている。
それで以前、飼っていたネコに噛まれた時も散々な目にあった。
まずは消毒だ、マキロンをたっぷりと振りかけて絆創膏を用意。
そして、定番のバッチフラワーレスキュークリーム

それから押えて絆創膏のキズパワーパッド

キズパワーパッドは、傷を従来の乾かす治療でなく、完璧に密閉する絆創膏。
密閉することによって、傷口からにじみ出る滲出液(自ら治癒をはかるための血液成分)が傷口を塞ぎ、早くきれいに治癒することができる。
思ったより傷は痛くない。もっとも痛みには強いんだけど…
その後、ネコから貰った菌と戦ってもらう免疫を強めるため、
今回はエキナセア&プロポリススプレーを導入。
早く効かせようと舌下にスプレーする。
(この使い方は間違っています。本当は薄めて使います

2時間おきに、エキナセア&プロポリススプレーを再投与。
もちろんビタミンCもね。
落ち着いてから翌日、それまで痛がって見せなかったネルのお尻をそっと見ると、ウ●チが挟まっているように腫れている。(ウ●チじゃなくて炎症で盛り上がってたんだけど)
これは痛いはずだ…変な歩き方をしていた理由が炎症のせいだったとは…
その日の夕方、夫の帰りを待って動物病院へ行くとすぐ切って膿を出すと言われた。
動物の肛門周囲には、肛門腺という外分泌腺(汗や唾液など液状物質を身体の外へ出す管のこと)があり、それが詰って炎症を起したということだった。
塗り薬による麻酔薬を塗るのにもの凄く痛がって、ギャオンギャオン叫んでたが、処置後、戻ってくるとケロっとしていた。
私の傷を見た獣医さん2人は、口を揃えて「抗生剤飲んでください」と。
エキナセア&プロポリスが効いたのか、幸い炎症は肘手前で押さえ込みに成功していた。
ネルは家に帰ると1時間くらい、犬のように舌を出してハアハアしていたが、そのうち落ち着きをみせて、すっかり痛みは引いていたようだ。
私は、土日を挟んでいたので明けて月曜に医者へ抗生剤をもらいに行った。

「あれ…膿んでいるってことは、塞いじゃだめですね?先生?」
そうなのだ。
ここで気づいたのだが、実はキズパワーパッドは感染の場合使っちゃいけなかったのだ。
そして、キズパワーパットを使う時は、患部を水洗いして殺菌もご法度なのだ。
無事、抗生剤と抗生剤入り軟膏を手に入れ膿みを出したのですぐに解消した。
こんなに間違った使い方しちゃったのに、治っちゃったケド…
また人体実験しちゃった

キズパワーパッドのおかげでお風呂も入れたし、まあ結果オーライということで。
みなさまは決してマネしないでください。