会場は三軒茶屋キャロットタワー内、世田谷パブリックシアター。
この企画は4年前から毎年行われている世田谷区主催のワークショップの発表会の場で、コンサートは日野校長率いる日野皓正&QUINTETの前座から始まり(プロが前座って…)、ワークショップから卒業し、結成されている高校生らのチームDJB plus+とSupport Staff、今回のワークショップに初参加の中学生チームDream Jazz Bandの3部構成になっている。
初参加チームは、日野校長とQUINTETらのメンバーが先生となり、5ヶ月間、20回足らずのレッスンを経ての本番だ。
中には、楽器をやっている子から全く触ったことがない子まで参加。
姪はワークショップ参加にあたって、元プロのじいちゃん(うちの父)にレッスンを受けていたが、熱中しているほどではなく、やったことがある程度。
楽器は年中やってないと上達は難しく音も出なくなる。
パートはトランペットだが、ホーンセクションは特に年中やってないとダメな楽器。
じいちゃんの影響があるとはいえ、そんな難しい楽器やるなんてチャレンジャーだ。
日野皓正らプロは、やっぱりプロで、一発目の音から違う。
さすが日野皓正のラッパは、スゴい鳴ってるな〜そして繊細だ。やっぱり世界で認められる人は違う。
二部目の高校生チームでちょっと心配だったが、中々どうして思ったより上手い。
スローな曲はあらが見えやすく難しいのに、無難にこなせる技量もある。
一人ずつソロをやらせるような組み立てをしていて、そこでも見せ場を作り、充分スイングしてジャズしてる。
さて、3部目の中学生チームはどうかな?
小さい子は、まるで小学生のようにチビッ子で、大丈夫かな〜?とこちらが心配してしまう。
一旦始まるとこれまた思ったより上手い。
ソロに至っては、プロ顔負けなプレイな子も出てきた。これがたった5ヶ月20回の練習でできてしまうのか?
ジャズはクラシック同様、人数が多いので音合わせが難しいのだ。
リハでピタッと合うのがプロの技で、アマチュアはここが甘い。
そこへ行くとこのキッズ達のレベルはかなり高いと言える。
やはりプロの手が入ると、こうも違うのか!?
いやいや、それだけではない。
子供というのは大人が考える以上に吸収が速く、上達する力があるのだ。
最後は狭い舞台にキッズらとプロが一緒になり、日野先生のリードの下、客席を巻き込んでのまさにJazzy(*)な掛け合いに。
Jazzは、ソロが入ることで掛け合いのバトルになるわけだが、子供達とプロの掛け合いのノリの良さが素晴らしい。
音を楽しむとは、当にこのノリがあってからこそなのだ。
日野先生、技量もプロなら、子供達を乗らせ観客を乗らせるライブ感もプロだ。
これで4000円とは安過ぎだろ?(チケットは姉のおごりだけど…)充分に楽しめた3時間であった。
ただ一つ気になったのは、日野先生がMC時に、譜面台をどかすように言った言い回し「これわらっちゃって」聞き逃しませんでした。業界用語(笑)
*Jazzは騒がしいの意でもある。


